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新築でやっておけばよかったこと38項目!よくある失敗談と対策を紹介

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新築注文住宅でやっておけばよかったこと38項目|後悔しないための失敗談を集めてみた
この記事で分かること
  • 新築でやっておけばよかったこと38選
  • 新築で失敗しない対策
  • 要注意!事前チェックリスト
  • 複数見積を一括資料請求できる方法

新築を建てた後に、ああ・・・失敗したな。やっておけばよかったと思う人の割合は、実に80%以上です。(幣サイト調べ)

後悔したポイントは人それぞれ違いますが、例えば間取りで失敗した人はなんと56.6%もいるそう。

新築で後悔したポイントのアンケート結果
出典:YouTube不動産 調べ

間取りの他にも、次のようなポイントで後悔したという意見がありました。

実際に住んでみないと分からないこともあるので、多少の後悔は避けられないでしょう。

それでも、注文住宅は人生で一度か二度しかない大きな買い物なので、できれば失敗したくないですよね・・・。

そんな人のために、私自身が家づくりしたときに感じた後悔ポイントと、SNS調査やGoogle検索でわかった「ありがちな後悔ポイント」をもとに、これから家づくりをする人が後悔しない秘訣を伝授します。

記事後半では「後悔しない対策事前チェックリスト」もあるので是非ご活用ください。

目次

新築でやっておけばよかった後悔|ハウスメーカー選び

新築注文住宅で、まず最初に悩むのが「ハウスメーカー選び」ですよね。

家づくりの後悔について、SNSやGoogle検索で調査してみたところ、一番最初のハウスメーカー選びの時点で失敗してしまった人もいるようです。

  • 大手ハウスメーカーを選べばよかった
  • 複数プランを比較すればよかった

大手ハウスメーカーを選べばよかった

ハウスメーカー選びで、大手ハウスメーカーではなく、中小企業を選んだことが原因で後悔した人がいるようです。

大手ハウスメーカーを選ぶことによるメリットは以下の通り。

大手ハウスメーカーのメリット
  • 実績豊富のため契約・施工など信頼性が高い
  • 保有物件数が多い
  • 対応力があるため要望が叶いやすい
  • 倒産リスクが低いためアフターも安心

やはり大手だと安心感がありますよね。中小企業を選ぶと、上記メリットの裏返しのデメリットが起こりえます。

ですが、中小企業だからといって決してNGというわけではありません。

物件情報や過去の実績、倒産によるリスクの面などについて、しっかりと説明を受ければOKです!

複数プランを比較すればよかった

「複数のハウスメーカーの見積もりプランを比較すればよかった・・・」という意見がありました。

プランが1社分だけでは、相見積もりがとれないので、結果的に価格が高くなってしまうことも。

また、複数プランの提案の中でいいところ同士を組み合わせられれば「最高な家づくり」ができますよ。

まだハウスメーカーを選んでいない方には「タウンライフ家づくり」をおすすめします。

タウンライフ家づくりには、ハウスメーカーが800社以上、大手ハウスメーカーも35社以上が登録しています。

下記リンク先(公式サイト)から、「家づくり計画書」の作成依頼をおこなうと、複数のハウスメーカーに対してプラン提案依頼をまとめて出すことができるので、とても便利です。(しかも完全無料です)

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新築でやっておけばよかった後悔|契約前

ハウスメーカーと打ち合わせを重ねた後は、いよいよ契約手続きに入ります。

契約後はキャンセルできなくなりますので、後悔しないように以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 相見積もりをとればよかった
  • 値下げ交渉をすべきだった
  • 予算にゆとりをもっておけばよかった
  • 変動金利にすればよかった

相見積もりをとればよかった

https://twitter.com/riri___2020/status/1441430848755036172

相見積もりの最大のメリットは、値下げ交渉ができること。

交渉次第では100万円~800万円ほど価格を下げられるので、相見積もりは絶対にとりましょう。

他にも、相見積もりにはいくつかのメリットがあります。

相見積もりのメリット
  • 本体工事、付帯工事、諸費用の値下げ交渉カードに使える
  • 施工会社の特徴がわかる
  • 間取りの良し悪しが判断できる
  • 素敵な間取りに出会える確率が高くなる
  • 自分では気付けなかった”こだわりポイント”がみえてくる

タウンライフ家づくりなら、一括で複数のハウスメーカーに見積作成を依頼できるのでおすすめですよ。

値下げ交渉をすべきだった

相見積もりをとった後は、必ず値下げ交渉を行いましょう。

値下げ交渉のポイントは以下の通り。

値下げ交渉のポイント
  • 各条件を整えた上で行うこと
  • 契約直前がベストタイミング
  • 相見積もりしている事実は伝える
  • ハウスメーカーと工務店では比較対象になりづらい
  • 節度とマナーは忘れずに

値下げ交渉は、金額条件が整う前にやってもあまり意味がありません。

本体工事の価格、付帯工事の価格、諸費用が出揃い、いざ契約・・・というタイミングが理想的です。

ただ、メーカーによっては値下げ交渉不可の会社もあるので注意しましょう。

値下げ不可とされているメーカー
  • 一条工務店
  • 無印良品の家
  • 富士住建 など

値下げ交渉は、消費者にとって有利ですが、ハウスメーカー側からするとあまり良い気分はしません。節度とマナーをもって臨みましょう。

予算にゆとりをもっておけばよかった

注文住宅では、当初想定していた予算よりも、結果的にコストが上回ってしまうケースがあります。

その理由は大きく4つあります。

価格が上振れる主な理由
  • 意外と外構もお金がかかる
  • 理想のためにあれこれ注文してしまう
  • オプションがそれなりに高い
  • 税金(固定資産税・都市計画税)や住宅ローン金利の計算を疎かにしがち

特に見落としがちなのが外構の費用です。

外構の費用はおよそ住宅の10%程度が目安とされています。

門周り20~40万円
玄関・アプローチ10~20万円
堀囲い・フェンス50~150万円
50~100万円
駐車場・ガレージ50~100万円
ベランダ・バルコニー30~50万円
テラス・サンルーム50~100万円
外構費用の参考例

上記の例では、だいたい~600万円の計算です。

他にも照明や宅配ボックス、物置や植木などにこだわれば、その分追加費用が必要になります。

それにより予算オーバーとなるケースも多く見られます。

https://twitter.com/medikara4424/status/1228538227163709440

思わぬ支出が増えてしまうと、新築に合う素敵な家具が買えない事態に・・・。

そうならないように、予算にはゆとりをもった上で、相見積もり+値下げ交渉を駆使して節約しましょう。

変動金利にすればよかった

住宅ローンを組む際に、固定金利か変動金利かで迷う人は多いと思います。

変動金利を組む人の割合は約7割で、ほとんどの人は変動金利を選んでいます。

その理由は、変動金利の圧倒的安さです。

変動金利~0.6%
フラット35(固定金利)1.65~3%
変動金利、固定金利の目安

もちろん会社や時期によって金利は変わりますが、それでも過去をさかのぼると、変動金利のほうがはるかに安くすんでいます。

そのため「固定金利を選んで失敗した・・・」と後悔する人は少なからずいるようです。

一方で、変動金利は場合によっては高くなる可能性もあるので要注意です。

新築でやっておけばよかった後悔|土地選び

続いて、「土地選び」で新築でやっておけばよかった後悔したことを紹介します。

  • 駅からの距離が想像していたよりも遠かった
  • 災害に強い土地を選べばよかった
  • 地盤改良に想定よりもコストがかかった
  • 治安のよさを確認すべきだった
  • 日当たりのいい土地にすればよかった
  • 隣人チェックが甘かった
  • 庭の水捌けが悪かった

駅からの距離が想像していたよりも遠かった

いざ生活してみると、想像していたよりも家が駅から遠いと感じることがあります。

通常、「徒歩1分=80m」で計算されるので、徒歩15分だとだいたい1.2kmになります。

人によっては、徒歩15~20分を苦痛だと感じる人もいるようです。

対策として、契約前に以下を確認しましょう。

駅からの距離で後悔しない対策
  • 駅から土地まで歩いてみる
  • 徒歩の時間をタイマーで計ってみる
  • 駅からホームまでが遠くないかを確認する

特に、大きな駅や踏切のあるエリアだと、土地から駅まで徒歩15分の距離だとしても、実際はそれ以上に時間がかかってしまうことも。

また、近隣施設へのアクセスもしっかり確認しておきましょう。

距離を確認しておくべき近隣施設
  • スーパー
  • コンビニ
  • ドラッグストア
  • 小学校や幼稚園
  • ショッピングモール
  • 駐輪場や駐車場
  • 区役所 など

特にスーパーやコンビニなど、日常的に行き来するところが近いのはマスト条件ですね!

災害に強い土地を選べばよかった

近年は大地震など災害リスクが高まっているため、地盤の強さは確認しておくとよいでしょう。

国土交通省の「ハザードマップ」で住所を検索すると、以下の情報がわかります。

ハザードマップでわかること
  • 洪水リスク(想定最大規模)
  • 土砂災害リスク
  • 高潮(想定最大規模)
  • 津波(想定最大規模)
  • 道路防災情報
  • 地形分類

土地の地盤が弱いと、地盤調査後の地盤補強工事でコスト増をまねく恐れがあります。必ず確認しておきましょう!

地盤改良に想定よりもコストがかかった

ハザードマップで土地の地盤について確認し忘れてしまうと、地盤補強や地盤改良が必要となり、コストが増える恐れがあります。

延べ床面積50坪の例で計算)

工法内容費用
地盤改良なし(地盤改良工事なし)0万円
表層改良工法軟弱な地盤が2m程度の場合60~100万円
柱状改良工法軟弱な地盤が2~8m程度の場合80~150万円
鋼管杭工法軟弱な地盤が5~10m程度の場合200~300万円
地盤改良コストの参考例

ハザードマップではわからず契約後に発覚するケースもありますが、必ず事前にチェックしておくことをおすすめします。

治安のよさを確認すべきだった

新築でこれから長く住むことを考えると、“治安のよさ”はとても重要な要素の一つです。

特に小さなお子さんがいる場合、街の安全性はかなり大切ですよね。

実際に住んでみると、以下のようなことで悩む人が多くいます。

  • 酔っ払いが多い
  • 歩きタバコが多い
  • 空き巣など犯罪が多い
  • パトカーのサイレンがうるさい
  • 夜にバイクの騒音で起こされる
  • 道路の交通マナー違反が多い

新築だと最低20年は住むので、気持ちよく暮らせるのがいちばんです。

警視庁が出している犯罪発生率のチェックのほか、実際に街を自分の足でぐるぐると歩いてみて、居心地がよさそうかどうか肌で感じてみるのがおすすめです。

犯罪発生率データは以下に載せておきますのでご参考にして下さい。

東京都23区の犯罪発生率ランキング(1)
出典:Rooch
東京都23区の犯罪発生率ランキング(2)
出典:Rooch

日当たりのいい土地にすればよかった

家の日当たりが悪くて後悔したという人もたくさんいます。

日当たりが悪いことによるデメリットは以下の通りです。

  • 朝から気分が上がらない
  • 洗濯物が乾きにくい
  • 夏は部屋がジメジメする
  • 冬は室温が上がらず寒い
  • カビがはえやすい

一方、日当たりが悪いことによるメリットもいくつかあります。

  • 夏は室温が上がりづらい
  • 土地が安い
  • 家具が日焼けしづらい

日当たりがいい方がメリットとしては多いので、「南向きの土地」を選ぶことをおすすめします。

隣人チェックが甘かった

引っ越し後に隣人とあわずにトラブルになり、後悔するケースもまれにあります。

隣人トラブルの事例
  • 騒音・生活音
  • ごみ問題
  • 汚部屋
  • 隣家との境界線
  • ベランダでの喫煙
  • ペット問題
  • 共用スペースの使い方など

SNSでは以下のような声が上がっています。

新居での生活を気持ちよくスタートできるように、隣人トラブルを回避するために隣人チェックはおこないましょう。

隣人チェックのポイントは以下の通り。

項目チェックポイント
騒音・生活音建物の防音性の確認
ごみ問題ごみ出しの場所、状態を確認
隣家との境界線境界線が曖昧ではないか確認
汚部屋外観から分かる範囲でチェック
隣人トラブル対策チェック

土地価格がやたら安いと、隣人トラブルに巻き込まれる可能性もあるので、注意が必要です。

庭の水捌けが悪かった

庭の水はけが悪いと雨の日の後はしばらく庭がぬかるんでしまい、外構汚れや(お庭でペットを飼う場合は)ペットにも悪影響が出る恐れがあります。

契約する前に、必ず雨の日+翌日に土地を確認し、水はけが悪くないことを確認しましょう。

新築でやっておけばよかった後悔|間取り・仕様設計

  • リビングを吹き抜けにしなければよかった
  • 玄関をもっと広くすればよかった
  • 窓が多すぎた(家具が配置しづらい)
  • 部屋数が少なすぎた
  • 動線をちゃんとイメージすればよかった
  • 部屋干しスペースを考えておけばよかった
  • 隣家の窓の位置を確認しておけばよかった

リビングを吹き抜けにしなければよかった

リビングの吹き抜けは人気ですが、「吹き抜けにしなければよかった」と後悔した人もいます。

吹き抜けにして後悔した人の意見は以下の通り。

吹き抜けの後悔ポイント
  • 空調がききづらい
  • 音がつつぬけ
  • 臭い・匂いが広まる
  • 照明や窓の掃除が大変
  • 転落防止対策が必要
  • シーリングファンのメンテナンスが大変

一方で、吹き抜けにはデザイン的な魅力もあるので、メリット・デメリットをよく検討した上で決めましょう。

玄関をもっと広くすればよかった

玄関を広くすればよかったという意見は以外にも多く耳にします。

玄関が狭い後悔ポイント
  • ベビーカーが置きづらい
  • 子供用のカートや自転車が置けない
  • 車椅子になると移動しづらい

リビングや部屋を広くすることにとらわれ過ぎて見落としてしまいがちですが、玄関スペースも一定の広さを確保することがおすすめです。

玄関の広さは、一般的には1.5坪程度とされています。

窓が多すぎた(家具を配置しづらい)

日光をできるだけ多く取り入れようとしたあまり、窓が多くなり家具の配置に困る人もいます。

家具の配置に困らないようにするポイントは以下の通り。

家具配置で後悔しないポイント
  • 窓の位置は4面のうち限定する
  • 間取りとセットで家具の配置を考える

「家具の配置は家が建ってから考えればいいか・・・」と決して後回しにせず、前もって考えておくことが重要です。

部屋数が少なすぎた

部屋数が少ないと、以下のようなときに後悔する人がいます。

部屋数が少なくて困るタイミング
  • 子どもが増えたとき
  • お客さんが寝泊まりできないとき
  • 資格試験や受験勉強で部屋が必要になったとき

新築の2階建てであれば、部屋数を余分に1部屋もっておくと安心ですね。

動線をちゃんとイメージすればよかった

間取りを検討するときは、静的だけではなく動的にイメージしてみましょう。

  • 洗濯物をほすために階段をあがるのに耐えられるか
  • 老後の移動は問題ないか
  • 手洗い場が玄関から遠くても大丈夫か

特に、洗濯物を干すために1階から2階のベランダにあがるのが面倒で後悔した声が多くあります。

https://twitter.com/ic0kab/status/1462271086892965894

家事は毎日おこなうので、できるだけシンプルな動線になるようにハウスメーカーと相談してみることがおすすめです。

部屋干しスペースを考えておけばよかった

部屋干しは、一般的にはランドリールームかサンルームで干すことが多いです。

ランドリールームとは、洗濯物の家事をするための部屋です。洗濯物を干した後に部屋干ししてから、アイロンがけ、たたむまで一連の作業を行えます。

サンルームとは、主にガラス窓で日光を多く取り入れることにより洗濯物が乾きやすい部屋です。

ランドリールームとサンルームのメリット・デメリット比較は以下の通り。

ランドリールームサンルーム
メリット・洗濯家事をすべておこなえる
・天気の悪い日でも洗濯物が乾く
・コストが安い
・サンルーム以外としても使える
デメリット・コストアップにつながる
・一部屋で洗濯家事をすませるので孤独
・冬の天気の悪い日は洗濯物が乾きにくい
・あまりに狭いと洗濯物同士がくっつく
ランドリールームとサンルームの比較

どちらが人気というわけではないので、好みで決めるケースが多いです。

ランドリールームは、若干のコスト増が懸念されるのでご注意下さい。

隣家の窓の位置を確認しておけばよかった

隣人の窓が自宅の窓の位置と近いと、プライバシーが気になるケースがあります。

隣人にみられているのではないかと落ち着かない気持ちになるので、間取りを設計するタイミングで、お隣の窓の位置を確認するようにしましょう。

新築でやっておけばよかった後悔|内装・設備設計

  • 洗面ボウルではなく洗面台にすればよかった
  • 収納をもっと増やせばよかった
  • コンセントの位置がイマイチだった(目立ち過ぎ)
  • 宅配ボックスを作ればよかった
  • 階段の照明スイッチを1階と2階につければよかった

洗面ボウルではなく洗面台にすればよかった

洗面台にはいくつかの種類があります。

スクロールできます
洗面台の種類
洗面ボウル

ユニット洗面化粧台

システム洗面化粧台

カウンター洗面化粧台
特徴洗面がボウル状になっているタイプ。素材は陶器・人造大理石などが一般的据え置き型タイプ。大容量の収納が備えられているタイプ。カウンターと鏡、照明が別々に設置されてりいるタイプ。

洗面ボウルはおしゃれで人気ですが、ボウルの横や下の掃除に手間がかかるデメリットがあります。

洗面ボウル

洗面台の掃除を簡単にすませたい人には「システム洗面化粧台」や「カウンター洗面化粧台」を選びましょう。

化粧台の素材は、木製よりもウレタン式の方が汚れに強いので、長持ちするといわれています。

収納をもっと増やせばよかった

洗面台に収納が少なくて後悔した声もありました。

収納があれば、例えば以下のものを洗面台に置いておくことができます。

洗面台に収納しておくと便利なもの
  • 歯ブラシ・歯磨き粉のストック
  • ヘアアイロンやドライヤー
  • ハンドタオル
  • うがい用のコップ

洗面台の収納力が少ないと、必要なものをわざわざリビングや物置まで取りに行く必要があるので、手間になります。

コンセントの位置がイマイチだった(目立ちすぎ)

「コンセントの配置に失敗した・・・」という声は、家づくりにおいてもっとも多く耳にする後悔の一つです。

よくあるコンセントの失敗事例は以下の通りです。

コンセントの配置の失敗事例
  • コンセントの数が足りない
  • スマホの充電に不便
  • エアコンのコンセントが目立つ
  • 家具を置くと邪魔になる
  • 掃除機をつなぎたいところにない
  • 玄関や駐車場に付け忘れた
  • たくさん付け過ぎてダサくなってしまった

特に、「エアコンのコンセントが目立ち過ぎる」という失敗はありがちです。

エアコンのコンセント

そうならないためにも、エアコンの位置とサイズ、コンセントの配置をセットで考えましょう。

後からカバーで目隠しすることもできますが、事前に対策を考えておくほうがいいですね。

階段の照明スイッチを1階と2階につければよかった

階段の照明スイッチは、階段の1階と2階の両方につけておくとよいでしょう。

照明を消し忘れた際に、1階からでも2階からでも消すことができるので便利です。

新築でやっておけばよかった後悔|外構設計

  • 雨除けを設置すればよかった
  • 汚れが目立たない色の壁・タイルにすればよかった
  • 自転車置き場を決めておけばよかった
  • 庭・ベランダに水栓を作ればよかった

雨除けを設置すればよかった

駐車場や庭、テラスなどの外構に雨除け(屋根)を設置すればよかったと後悔する人もいます。

雨除けの屋根
出典:ライフ・ランド

雨除け屋根の相場は10万円~20万円程度なので、もし予算に余裕があれば設置することをおすすめします。

宅配ボックスを作ればよかった

宅配ボックスはコストがかかりますが、「やっぱり作ればよかった・・・」と悔やむ声が多いです。

宅配ボックスのメリット
  • 不在でも荷物の受領が可能
  • 受け取り不要なので防犯性が高まる
  • 再配達の手間いらず

宅配ボックスの設置費用はピンキリですが、だいたい5~10万円程度といわれています。

汚れが目立たない色の壁・タイルにすればよかった

外壁やタイルは、コケや砂埃、カビ、排気ガス、泥、雨水などで汚れてしまいますので、汚れが目立ちにくいカラーが人気です。

特に、コケやカビの混じった雨垂れは汚れが目立つので、目にした人から汚い印象をもたれてしまうことも。

雨垂れによる汚れ
出典:塗装屋ぬりべえ

タイルや外壁は、汚れが目立たない以下のような色で塗装するとよいでしょう。

  • グレー
  • ベージュ
  • ブラウン
  • グリーン
  • アイボリー

黒色も汚れが目立たないと思われがちですが、実は意外と砂埃などの汚れが目立ちますので注意しましょう。

自転車置き場を決めておけばよかった

外構設計で、意外と忘れがちなのが「自転車置き場」です。

駐輪場を自宅に作るときのスペースは、自転車1台あたり「幅60㎝×奥行200㎝」が目安になります。(「公益社団法人 自転車駐車場整備センター」より)

屋根付き駐輪場(サイクルポート)は、施工費用+材料費用込みで13~26万円が目安になります。

事前に予算に織り込んだ上で、駐輪場スペースについて早めに施工業者に相談しておきましょう。

庭・ベランダに水栓を作ればよかった

庭やベランダ、駐車場に水道の蛇口(水栓)を作ればよかったという声もありました。

立水栓であれば本体費用は5万円以下ですが、工事費用が上乗せになる可能性があります。

水栓を作るメリットは主に5つあります。

水栓を取り付けるメリット
  • 車やバイクを洗車しやすい
  • ガーデニングの水やりに便利
  • 犬小屋を洗いやすい
  • 帰宅時に水で汚れを落とせる
  • 庭で花火やバーベキューなどがしやすい

また、水栓には「散水栓」と「立水栓」の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

水栓の種類散水栓
散水栓
立水栓
立水栓
メリット地中に埋まるので邪魔にならない(駐車スペースにも設置可能)、コストが安いホースを毎回取り付ける必要がない、手放しで水を貯めたりできるので楽
デメリットホースをいちいち取り付けるのが手間、散水ボックス内が汚れやすい地上に設置するので邪魔になる、コストが高い
画像出典:くらしマーケット

散水栓は、散水ボックスの中に虫が入りむ可能性が高いので、それが嫌な人は立水栓を選ぶのがおすすめです。

新築でやっておけばよかった後悔|オプション

  • 床暖房をつければよかった
  • 太陽光発電にすればよかった

床暖房をつければよかった

床暖房は、「注文住宅でつけて良かったオプションの一つ」という声が多いです。

特に、冬に乾燥肌で悩んでいる人、冷え性の人には非常におすすめです。

床暖房とエアコンのメリット・デメリットを以下にまとめます。

床暖房エアコン
空気が乾燥しづらい
足元から暖かく冷え性に効果的
掃除がいらない
初期費用が高い
光熱費が高い
定期メンテナンスが必要
光熱費が安い
比較的すぐに温まる
初期費用が安い
空気が乾燥しやすい
掃除が手間
稼働音がうるさい
床暖房とエアコンの比較

床暖房は初期費用がかかりますが、機能面では非常に優れています。

筆者も冬場は床暖房を愛用していますが、空気が乾燥しないので重宝しています!

太陽光発電にすればよかった

一戸建ては、マンションよりも光熱費が高くなる可能性があります。

総務省によると、4人家族の光熱費(水道代+電気代)は、2万4千円ほどかかります。

光熱費以外の住宅ローンや固定資産税、都市計画税もあわせると負担が大きくなるため、太陽光発電を設置することで光熱費をできるだけ浮かせようとする人が増えています。

太陽光発電は、初期費用こそかかりますが、売電収入を得られるため将来的に利益になる可能性があります。

ハウスメーカーおよび施工業者とよく相談して太陽光発電の設置を検討しましょう。

東京都では、2025年4月より太陽光パネルの設置が義務化となる可能性があります。

新築でやっておけばよかった後悔|家具・家電

  • 家具・家電の置き場を事前に決めておけばよかった
  • まずは家具レンタルしてから決めればよかった
  • 寝室の照明を調光タイプにすればよかった
  • 食洗器の置き場を考えておけばよかった

家具・家電の置き場を事前に決めておけばよかった

新居への引っ越しのタイミングで家具や家電の配置に困るのも新築あるあるです。

特にありがちなのが以下の失敗です。

家具・家電配置の失敗
  • 窓が多すぎて家具を配置しづらい
  • 人の動線と家具がぶつかってしまう
  • ソファー近くが窓で隣人の目が気になる
  • 家電を置きたいところにコンセントがない
  • ダイニングテーブルからの眺望が悪い
  • 家具の間の通り抜けスペースが狭い

家具・家電の配置で失敗しないように、家具の実寸サイズをメジャーで測定し、設計図に配置してみましょう。

また、ドアやイスを動かした際の「動的シミュレーション」もあわせておこなうことで、後悔しづらくなります。

まずは家具レンタルしてから決めればよかった

新居にあわせて家具を買いそろえる場合、すぐに購入するのではなく、一度サブスクサービスを利用して家具家電をレンタルして試してみるのもおすすめです。

一度試してみることで、家具選びに失敗することが少なくなります。

家具レンタルなら、例えばサブスクライフであれば月額500円から利用できるので、手軽にお試しできます。

しかも必ず新品が届きますし、気に入ったら購入可能なので、是非一度試してみましょう。

家具・家電のラインナップはかなり豊富ですよ。

寝室の照明を調光タイプにすればよかった

寝室であおむけになったときに、なんだか照明がまぶしいと感じたことはありませんか?

それはきっと新居でも起こりうるので、寝室の照明はできれば調光タイプがおすすめです。

調光のほかに調色もできる「調色・調光タイプ」なら、快適性がぐっと高まるので睡眠の質もあがります。

調光タイプは、一般的な照明と比べるとやや高価なので、その分イニシャルコストは上がりますが、省エネにつながります。

もし予算に余裕があれば調光タイプの照明を購入するとよいでしょう。

食洗器の置き場を考えておけばよかった

意外と多くの人が忘れがちなのが「食洗器の存在」です。

食洗器の置き場は、単純に食洗器のサイズがスペースに収まればよいかというと、そうではありません。

食洗器置き場のチェックポイント
  • ドアの開閉スペースを確保できるか
  • 本体上下左右にクリアランスがあるか
  • 蛇口との距離が遠すぎないか

以上の点には特に注意しましょう。

参考までに、食洗器の大手メーカーであるパナソニックが解説している画像を載せておきます。

食洗器置き場のチェックポイント
出典:パナソニック
食洗器の参考サイズ
出典:パナソニック

また、食洗器を据え置き型ではなくビルドイン式にする選択肢もあります。

ビルドイン式だと、大容量でキッチン内部に収納もできるので使い勝手がいいですが、その分費用は高くなり20~50万円程度しますので、余裕のある場合には検討してみるとよいでしょう。

新築の注文住宅で後悔しないための対策

続いて、家づくりで後悔しないための対策を、私の実体験をもとに紹介します。

  1. ハウスメーカーの決定は決して急がないこと
  2. 打ち合わせは時間をかけてじっくり焦らず行うこと
  3. 自分の目と足で土地・駅・施設・人を確認すること

ハウスメーカーの決定は決して急がないこと

私が新築作りでやってよかったことは「各社の比較を丁寧におこなったこと」です。

ハウスメーカー各社の比較といっても、それほど難しい話ではありません。

タウンライフ家づくりで資料請求をして、あとはメーカーから連絡が入るのを待つのみです。

メーカーからの問い合わせに対して適切に回答していけば、家づくりプランや概算の御見積書をもらえます。

打ち合わせは時間をかけてじっくり焦らず行うこと

家づくりは人生で一番高価な買い物です。

ハウスメーカーの特長や担当者のキャラクターも理解しながら、じっくりと時間をかけながらお互いが歩み寄り、そして初めて良い家ができあがります。

打ち合わせは、長い期間をかけて回数を重ねれば重ねるほど、深い議論ができるものです。

「あまり時間をかけすぎても、ハウスメーカー側に迷惑がかかるかな・・・」とは考えず、焦らないでご自身と家族の要望をしっかりと伝えていきましょう。

自分の目と足で土地・駅・施設・人を確認すること

いくら地図や設計図のなかで理解を深めても、紙上でみるのと実際に自分の目でみるのとでは感じ方が全く異なります。

建設予定の土地には何度も足を運び、駅や周辺施設、街を散策することをおすすめします。

新築で後悔しないためのチェックリスト35項目

新築で後悔しないためのチェックポイントを35項目に集約しましたので、必要であればご確認下さい。

正直、これらをしっかりとチェックしておくだけでも、後悔する可能性はだいぶ下がると思います!

  1. (契約前)タウンライフ家づくりで資料請求をおこなったか
  2. (契約前)ハウスメーカー選定時にリスクは確認したか
  3. (契約前)複数のハウスメーカーのプランを比較したか
  4. (契約前)相見積もりはとったか
  5. (契約前)値下げ交渉をおこなったか
  6. (契約前)予算にゆとりはあるか
  7. (契約前)固定金利ではなく変動金利にしたか
  8. (土地)駅から自宅まで実際に歩いてみたか
  9. (土地)災害に強い土地か
  10. (土地)地盤改良コストは確認したか
  11. (土地)地域の治安のよさは確認したか
  12. (土地)日当たりは確認したか
  13. (土地)隣人トラブルは問題なさそうか
  14. (土地)庭の水捌けは問題なさそうか
  15. (間取り)吹き抜けリビングのデメリットは検討済みか
  16. (間取り)玄関の広さは将来的に問題ないか
  17. (間取り)部屋数は十分か
  18. (間取り)動線をイメージしたか
  19. (間取り)部屋干しスペースは検討済みか
  20. (間取り)隣家の窓の位置は確認したか
  21. (内装)洗面ボウルのデメリットは検討済みか
  22. (内装)コンセントの位置は問題ないか
  23. (内装)階段の照明スイッチは1階と2階につけたか
  24. (外構)雨除けは設置したか
  25. (外構)宅配ボックスは不要か
  26. (外構)壁やタイルの色は汚れが目立たないか
  27. (外構)自転車置き場は検討済みか
  28. (外構)庭やベランダに水栓は必要ないか
  29. (オプション)床暖房は不要か
  30. (オプション)太陽光発電は不要か
  31. (家具・家電)置き場は検討済みか
  32. (家具・家電)ドア開閉動作をシミュレーションしたか
  33. (家具・家電)家具はレンタルして選んだか
  34. (家具・家電)寝室の照明は調光タイプか
  35. (家具・家電)食洗器の置き場は確認済みか

新築でやっておけばよかった後悔まとめ

新築に後悔はつきものですが、被害を最小限にとどめることはできるはず。

本記事の内容を参考に、ぜひ素敵な注文住宅を作って下さい!

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